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[ 西塚 宏 ]経営者の視点 ~経営者に必要な計数能力~ ①

経営者の視点3


デミング賞、日本経営品質賞、その他会社または経営者個人を表彰する制度は多数ある。
どの章の審査にも欠けているのは、経営指標である。
極端な場合財務内容は問わないのである。
だからデミング賞を取った会社が翌月倒産し世間が驚いたことがある。
私は以前から企業の各種章の審査には、公認会計士を入れるべきだと考え
提案したことがある。
審査員の中には財務音痴がいるし関心の持たない人もいる。困ったことである。



 中小企業の経営者は、営業、技術、製造には強いが、経理は社員任せ、
酷い例では奥さん任せで、経営の数字は苦手という人が少なくない。
債務が膨らんだ時、
「いまさら経理をチェックしてもムダだろう」
と思う経営者がいるかも知れないが、
数字を直視しないから高金利の金を借り、さらに債務が増え資金繰りに窮するのである。
経営者は、毎日、経理の数字をみることが大切である。

 経営者が必要な計数能力を磨くには、財務諸表分析を行うことである。
そのことによって、
 ①会社の特徴を知ること。
 ②会社全体としての問題点の所在を知り、改善の対象を知ること。
ができる。

 過去の自社の経営数字を確認することは、大切である。
しかし、このことは、経営数字の過去の研究をすることではなく、
「これからわが社の経営をどうするのか」を明白にするためである。
すなわち、経営課題を摘出し、原因を分析し、改善案を作成し、
経営改革を実行するのである。

(1)経営分析の体系
 経営分析の体系は、5つのタイプ、
すなわち、総合力、収益性、効率性、安全性、成長性に分類できる。
 この中で最も基本となるのが総合力で、これは、会社に投入した資金がどの程度
利益に結びついているのかを測定するものである。具体的にはROA(総資産利益率)と
ROE(自己資本利益率)という指標であり、これらが高い場合には総合的な収益力が
高い会社ということになる。

収益性、効率性、安全性、成長性の4つは、この総合力を支えるものとして重要である。

 収益性とは、会社の利益を生み出すことのできる力をその構造的な側面から測定する
ものであり、具体的には売上高総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率、
売上高当期利益率等の指標がある。

 効率性とは、同じ売上高を上げるために、拘束あるいは投入されている
どれだけ減らすことができているのかを分析することで、
資金的な効率性を測定するものである。具体的には
総資産回転率、売上債権回転率、在庫回転率、仕入債務回転率等の指標が用いられる。

 安全性とは、負債あるいは資本の構成が安定しているかどうかを分析することによって、
資金的な安定性、余裕度を測定するものである。具体的には自己資本比率、流動比率、
当座比率、固定比率、固定長期適合率、手元流動性、インタレスト・カバレッジ・レシオの
指標があげられる。

 成長性とは会社の売上高、総資産の規模がどの程度変化しているのかを分析することで、
会社の一定期間の規模の成長度合いを測定するものである。具体的には、売上高成長率、
総資産成長率がよく用いられる。

次週へつづく