2016年6月15日

【平松陽一】組織を動かす経営計画 10

組織を動かす経営計画


10.参加と参画の違い

経営計画を作る時は、全社員の参画が欲しいところです。
参加とは、活動に仲間として加わることにあります。これに対して、参画は計画に加わることです。
つまり、一緒に画策することです。
ですから、オリンピックに選手が参加することはあっても、参画することはないのです。

東京オリンピックであれば、日本国民、東京都民がいかに参画意識をもてるかにより、
その満足感は異なるものになってしまうのです。
そのための「参画のしくみ」作りができなくてはなりません。これを経営に応用することです。
折角経営計画を作るのであれば、単に加わるというのではなく、
緒に画策に加わって欲しいのです。
それが、経営に参画することになるのです。
単に「どれ位の売上がいくかを書き出せ」というレベルのものではなく、
「売上を達成するために何をしたい」ということを聞いてみることなのです。
この一工夫を加えることにより、メンバーは単に参加するから、参画するに意識は変わってくるのです。


次回:2016年7月05日 掲載

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