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【平松陽一】組織を動かす経営計画  06

組織を動かす経営計画


06.中小企業の経営計画で注意すること

経営計画といっても、目的・対象・期間などによっていろいろな種類があります。
中小企業は人手も時間も余裕がありませんから、いろいろと考えられる経営計画のなかから、
自社にとって最も合理的で、適切な計画を選択して、要領よく策定することが大切です。

経営トップが関与する経営計画には、経営方針に沿って個々の計画の前提となる基本的計画と、
社員に実行を強制することになる実行計画があると考えられます。
期間を基準として考えたときには、決算年度に合わせた短期計画(年度計画)と3年程度の期間に
かかわる中期計画、さらに5年以上の長期計画とがありますが、中小企業では、
とくに年度計画と中期計画とを重視すべきです。


日々の経営に追われて、年度計画だけで企業をきりまわそうとしてはいけません。
年度計画だけでは、企業がどの方向に向かうのかがわからないからです。
中小企業の失敗の多くは、このことに気づかなかったことによって引き起こされていたのです。
一生懸命に経営計画をつくりあげたのに、一向に実績が上向かない、
会社が良くならないということになります。そうなると、計画づくりに苦労しているよりも、
今までどおりの成り行き経営の方がまだましだと思いがちなのです。
それでは、何度でも同じ失敗を繰り返すことになりかねません。

中小企業でも、経営理念を確立し、中期計画を立てたうえで、年度計画をつくりさえすれば経営活動は
スムーズに進むはずです。手順をきちんと踏みさえすれば、決して難しいことではないのです。
ただし、いろいろな名称でつくられる計画は、内容や目的が同一だったり、同一系列だったりします。
整理することによって、いくつかの種類に分類することができるので、
それぞれの内容を理解することが大切です。


次回:2016年5月04日 掲載

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