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【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 9

スリーバランスセオリー


9.戦術に勝って戦略に負ける



手順通りにやったのに利益が出ないという会社が多い。
これは、目先の業績を上げることに一生懸命になっているが、
その先のことは考えていないということではないだろうか。

戦略とは、少なくても次の展開のためによいポジションを取れるか、ということにある。

それが難しいのであれば、堂々と退けばよいのではないだろうか。

鳥取の日野に下備後近藤家がある。享保年間の創業であるが、現在は林業を営んでいる。
かつてこの地方は、たたら製鉄により全国に良質な鉄を供給していた。
事実、明治38年八幡製鉄所が本格的に稼働するまでは、
この地方の鉄が、日清・日露の戦争の需要を支えてきたのである。
ところが、富国強兵のためには多くの鉄が生産できる西洋式製鉄術が
求められることとなるのである。
そこで近藤家では、社員の一人一人の生活を第一としながらも、
戦略的に会社を縮小していくのである。下備後近藤家では、全盛期3万人の雇用をしていたが、
それを徐々に減らし、今日においても林業を営んでいる。

スリーバランスセオリーは、業容を拡大する時だけではなく、縮小する時にも有効である。
それは、バランスを取りながら縮小することにより、企業は存続していくことができる
ということである。1700年から今日で下備後近藤家は9代目となる。
これは、戦術に負けて戦略に勝った事例ではないかと思う。

事業というと、常に拡大しなくてはならないと思い込んでいる経営者が多い。
拡大のためにも、存続のためにも業績は確保しなくてはならないという
発想になってしまうのではないだろうか。


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