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【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 33

スリーバランスセオリー


33.仕事の立ち上がりに集団規範が見える


一度決めたことが健全に動いているかの判断は、その立ち上がりを見ると分かる。
だから、一年の計は元旦にありと言うのだ。問題は、今年は頑張ろうと思っても、
それが上手くいかないということが多い。大体できるかどうかは、
一週間も見れば分かるものである。
これと同じことは、組織についても言える。
これは組織活動の出足を見れば判断がつくのである。

・ 期の最初
・ 月の最初
・ 一週間の月曜日
・ 1日の朝
・ 昼休みの後

といった立ち上がりである。
私が組織などの改善で苦労するのは、この部分である。
このことを分かっているから新任マネジャーは、赴任の挨拶でメンバーに向かい、
明日から心機一転頑張りましょうと言う。しかし、殆ど効果はなく、失敗する。
その背景には、みんなで頑張って業績を伸ばさなければこのマネジャーも
いつか異動してしまうということを知っているからである。
始めよう、やろうというスタート時によしやろうではなくて、
どうやるのかが大切なのであり、ただ頑張りましょうでは人は動かないのである。
このような新任マネジャーは、余程意識を持って行動しないと、やがて組織の
集団規範に呑み込まれてしまうことになりかねないのだ。
集団の規範とは、数がものを言う世界なのだ。
長年に渡って、組織の中に作られてきた、無言の非公式のルール(ヤミのルール)
だからだ。だからマネジャー一人が頑張りましょうと言ってハッパをかけただけでは
どうにもならないところがあるのだ。
そこで一工夫を加えるならば、集団規範を発揮できるような場を作ってみることもある。
例えば、お花見では新入社員に場所を取らせるということが、
決まっているところがある。これは集団規範であるから、
手をつけることが難しいのである。仮に新人が自分はやりたくないと言ってみたところで、
昔からそうしている、の一言で引き受けるだろう。
もし、引き受けなければ辞めざるを得ないということになる。
実は、集団規範はそれに従えなければやがて辞めさせるというものを含んでいるのである。
組織に入ってきたら、最初に何を教えるかが大切なことなのだ。
理屈通りにいかない社会のあり方を教えるには、よい方法かもしれない。
組織で大切なのは、何でも受け入れるということと同時に、その組織に
合わない人には抜けてもらうという基準をもつことである。
その見極めは、何かをじっくりやってからではなく、何かを始めた最初の
ところで決まってしまうことが多いのだ。最初の立ち上がりが悪ければ、組織メンバーは
「やっぱりだめだ」と思ってしまう。だから、組織のマネジメントのポイントは
最初にあるといえるのだ。


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