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【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 32

スリーバランスセオリー


33.仕事の立ち上がりに集団規範が見える


組織には、カタルシス(自浄作用)がある。このままで大丈夫かなと思っていても、
放っておくとやがて解決してしまうというものだ。
これに大きく関係しているのが、集団規範である。
自分達で何とか解決しなければならないといった集団規範を持っている企業では、
放っておいてもカタルシスが働いてくれる。作用の大小はあるが、どんな組織でも
カタルシスが働くというのは、事実である。それがために経営層では、
この集団規範を維持するようにスリーバランスに工夫を加えることを行っているというところがある。
スリーバランスに工夫を加え、集団規範を健全にしておかないと、
カタルシスが働かなくなってしまうからだ。

中堅・中小企業では、社長の代替わりがその一つの転機となることが多い。
代替わりをすると、誰もが考えるのが、
「今度の社長はよくやっている」
「たいしたものだ…」
と言われることだ。
それを手短にやるのは、仕事の中の目標に手をつけることだ。目標は高くしても、
何とかやらなければという集団規範が働くために、初期の段階では成果が上がる。
目標達成のためには、それを達成するための方針がなくてはならないが、一度集団規範に
頼って目標を達成すると、方針が無くてもいけるのではないかと思ってしまうことが多い。
経営層として楽なのは、目標の提示をすれば後は何とかやろうとする集団があることだ。

そこで、更に目標を上げることとなる。すると、達成することが難しくなる。
上場会社・大企業で、現場を知らないトップが目標を高くしてしまうのと同じものだ。
次に目標達成が難しいなら、経費を削減しようということになるが、これを安易にすると、
しくみと人材が崩れていくことになってしまうのである。
そうなると、人材が定着しなくなる。最初にそれが表れるのは、新人・若手の社員である。

中堅・中小企業でよく見掛けるものに、古参の社員が辞めずに、若手が止めてしまうことだ。
それは単に古参社員が安定して、若手は堪え性がないからという単純な答えで解決のつく
ものではない。若手社員から見ると、上から下まで何もやっていないように見えるのである。
つまり、集団規範というのものは、組織に慣れていない方がよく分かるからである。
気をつけなければならないのは、若い社員の退職が重なると、それは現場の指導が悪いからだ
ということになり、対応が甘くなり、仕事への姿勢が緩くなってしまうことである。
仕事とは、本来厳しいもののはずだが、若手社員の指導に手を抜くことにより、
更に規範が悪化していくという負のスパイラルに陥るのである。


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