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【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 28

スリーバランスセオリー


28.現場に一つ先を読むきっかけがある


先を読む切り口が現場にある。このことに気づかない経営者が多い。
確かに人口の減少・企業数の減少はこれからは避けられないところであろう。
それだから、国内市場がダメだという訳ではない。市場の縮小はあるが、
それと同時に新しい市場ができるということだ。

ファッション産業などを見ていると、合わせるターゲットが相変わらずだということを感じる。
相変わらず若い層に合わせるということが主流である。そして、テレビ・雑誌でPRして売るという
マスマーケティングに支えられている。
 高齢者にもっと目線を合わせた商品開発や売り方ができないのだろうかと思う。
高齢者は、ファッションに興味がない、ワンパターンだと思い込んではいないだろうか。
実は、最近では死に装束として、スーツなどの洋服を選ぶ人が増えている。
だから、変な話だがこれからは納棺時に洋服を着せることができなくてはならない。

一回限りの死のために、高級服を作る人がいる。

また、自分のお気に入りの服を死に装束に選ぶ人もいる。この傾向は、益々増えるのは確実だ。

長く続いている老舗の特徴は、二代、三代、四代と渡って顧客に来てもらっていることだ。
それは、顧客の死という商品にも対応しているのである。
常宿としているホテルのフロントで、次回の宿泊の予約をして金額を聞いてみると、
思っていたよりも高いので、そのことについて質問をしてみた。
すると、「インターネットで予約をしていただくと安くなります」と言われたのである。
それもあるかなと思いながらも、何のために常宿があるのかということを疑問に感じたものだ。
このことをそのホテルの幹部に質問したところ、「そうなんですよ」の一言だったのには驚いたものだった。
サービス業の基本は何といってもリピートにある。多少安くても定期的に泊まってくれるお客さまが
本当に大切なお客さまなのだ。このことに気づくけば、社員教育も変わってくると思うが、
ひたすらインターネットに頼ることを優先することで、本当に生き残れるのかということを
社員に聞いたところ、社員からもそれを危惧する声を聞いたのである。
社員に聞いたところ、社員からもそれを危惧する声を聴いたのである。
ところが、幹部の多くがどうしてよいのか分からないというのである。
このような場合、仕事の見直しを行いながら、しくみに手をつけることだ。
それにより、人材育成で何をしなければならないかが見えてくるのである。


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