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【平松陽一】人と仕事と仕組みの『スリーバランスセオリー』 22

スリーバランスセオリー


22.人に対する手の打ち方


人は、仕事に対応する合理的な面と、感情という2つの面を持っている。
この2つにいかに目を配っていくかということがポイントとなる。
これを前提として、いかに育成していくかが重要となる。
人材育成教育となると、何か教えなくてはならないと思い込んでいるフシがある。
経営者の多くの人が教育・研修で育てるということを言うが、それは単純すぎる。
そもそも、余程大幅に仕組みに手をつけない限り、教育研修に、そう大きなことを期待しない方がよい。
では、教育・研修は何が大切かというと、合理性と感情の両面に渡って充実した場面であると言える。
つまり、教育・研修は場面を与えることにより、受講者が教育・研修に参加したことを
満足に感じるところなのである。
人を活かすとは、何と言っても場面づくりが前提となるのである。
私は、教育・研修は海外旅行のようなものだとよく経営者に話す。
海外旅行をすると楽しいことと同時に、不便を感じることがある。
誰でも一度は体験したものに、レストランに入ってメニューを見て注文しようと思っても、
書いてある内容から料理が思い浮かばないというものだ。
そこで感じるのが、料理の勉強をしよう。外国語が読めるようになろうということだ。
そして、次の旅行の時はもっと勉強をして来ようと思うのだ。
だから、経営者が教育・研修をしたが一向に成長をしないというのは、人の本質的な育成側面を理解していないところにある。
具体的には、個人別にどれだけの能力があり、何が足りないかを把握する。スキルズマップを作成してみることだ。
スキルズマップは、その人の出来る仕事をチェックして、他の人と一覧表にして見ることにより、
何が足りないかが明らかになるものである。


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