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渋滞の先で起こっていることを知りたい 西成活裕氏著「『渋滞』の先頭は何をしているのか?」

渋滞

車を運転していると否応なく巻き込まれるのが「渋滞」です。楽しく過ごした行楽地からの帰り道に遭遇してしまった渋滞、急いで取引先に行かなければならないのにはまってしまった渋滞などなど。「はやる心」とは裏腹に、全く進まない車の中でふと考えることがあります。一体渋滞の先頭はどうなっているのだろうか? と。

そんな疑問を感じている時に出会った本が、その名もずばり「『渋滞』の先頭は何をしているのか?」(宝島新書)。

著者は、東京大学先端科学技術センター教授の西成活裕氏です。専門は数理物理学で、渋滞のメカニズムを物理学や数学の見地から総合的に解析し、解消法を導き出す「渋滞学」を生み出しました。現在も多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアで活躍しています。

著書では、道路の渋滞についてはもちろん、電車の遅延、運動会の場所取り、インターネットなど私たちの身近で発生する様々な「渋滞」の原因と解消方法を解説していきます。

 

渋滞を発生させないためには「車間距離を詰め過ぎない」ことが肝要

まず道路については、「車間距離を詰め過ぎない」ことが肝要と言います。西成氏は「とにかく40m以下の車間が渋滞状態なので、これ以上詰めて走っても何も良いことはない。この40mを渋滞開始の『臨界距離』と呼んでいる。急いでいると車間を詰めたくなるが、詰めれば詰めるほど交通量が低下するため、逆に社会全体で損をすることを覚えておこう。渋滞を避ける上手な運転は、車間をこの臨界距離以下に詰めないで走ることだ」とのことです。

渋滞には、1)自然渋滞、2)ボトルネック渋滞、3)ダンゴ型(アリンコ型)渋滞-の3つのタイプがあるといいます。このうち自然渋滞の発生原因は「高速道路出の自然渋滞を起こすきっかけとなる一番の原因は坂道。あるいは、サグ部と呼ばれる、少したわんだような高低差がついている道路部分である。ここでは傾きが緩やかなため、アクセルはそのままの状態で走りやすい。すると上り坂で知らず知らずに速度が遅くなってしまう。車は重力の影響でだんだん上る速度が遅くなるのだ。これがメタ安定状態を刺激して自然渋滞を作ってしまう。今では高速道路の渋滞原因の半分以上がこのサグ部分で起きている」といいます。

著書では道路の渋滞のみならず、鉄道の遅延解消に関する興味深い話も紹介されています。例えば、「東急田園都市線で、朝のラッシュ時において、二子玉川駅から渋谷方面に向かう列車をすべて各駅停車にした」それは、なぜか?「それまでは、各駅停車を追い越す急行列車には乗客が集中するため乗り降りにも時間がかかり、結果としてダイヤの遅延となったりしたのだが、急行を廃止したことで、逆に到着が2分も早くなったのだ」。

この他「渋滞させない運転術」、「渋滞のし始めは左車線が空いている」、「障害物があった方が、退出時間が短くなる場合もある」、「稟議書の回転スピードを上げる方法」など「渋滞」をキーにした興味深い話題が満載です。