「ゆとり教育」が世間に浸透して日が経ちますが、教育や育児に関して人により様々な考えが生まれるのは、永遠のテーマと言っても良いでしょう。英語教育の早期化など、現在も教育や育児を取り巻いて様々な議論が行われています。
そうした背景には、親の経験や子ども達1人1人の個性などがあり異なるかもしれません。そんな中、喜多川泰氏が著書で語る「飛行機に乗れないからといって目的地に行くこと自体を諦めるな!」という言葉は、多くの子ども達の心に深く響くことでしょう。
大学を卒業し、社会人を経験してほどなく自身の学習塾「聡明舎」を創設した喜多川泰氏。授業の冒頭で塾生達と語られた話が書籍となり、そのことをきっかけに現在は執筆活動も多数行っています。喜多川氏が推進するのは、子ども達が“やりたいこと”を“自分らしく”することなど。その実践は多くの来訪者を塾へ招き、塾生からは「とても幸せで楽しい場所だ」と好評です。また喜多川氏は子ども達の親を対象とした「親学塾」の開催や、多数の講演出演なども行っています
喜多川氏は「賢者の書」「君と会えたから・・・」「手紙屋」「『また、必ず会おう』と誰もが言った」「スタートライン」など、多数の著書も執筆しています。さらに喜多川氏は読者へ向けて、次のような言葉を投げかけています。
「自分が行動を起こす時に、先々まで計算をするのではなく、情熱をベースに行動をしてほしい」
この言葉には、読者のみならず若者へ向けた喜多川氏の要望や思いが込められているのでしょう。こうした思いは、聡明舎へ入塾を希望する際に行われる親御さんとの面接にも表れています。
「お子さんが第一志望に合格するとして、その結果、仲間を思いやる心をなくしてもいいですか?」
面接では、こんな究極ともいえる問いかけがされるのです。
もちろん、我が子の温もりを失なっても良いと思う親はいません。ですから、最初から答えを確信した上での質問なのでしょう。こうした言葉には、胸を射抜くような力があります。しかし子供の未来を思ってこその言葉ですから、喜多川氏の深い愛情を感じずにはいられません。
そんな喜多川氏は、講演「未来に希望の種をまこう!」を3月16日(土)に厚木市文化会館大ホールで開催します。ユーモアを交えながら語る喜多川氏の講演は、時間が経つのも忘れて聞き入ってしまうことでしょう。惹き込まれるような雰囲気と話術を、どうぞお楽しみください。