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巷に氾濫する「食」の情報を検証してみる 佐藤達夫氏著「食べモノの道理」

食べもの

「あの食べ物は健康に良い効果がある」「健康に悪いから○○は食べてはいけません」「1日に○○だったら、飲んでも大丈夫」……。世の中には、食べ物や食生活を巡って様々な情報が飛び交っています。その情報に踊らされ一喜一憂してしまう方も多いのではないでしょうか。

こういった方におすすめなのが、『食生活ジャーナリストの会』代表幹事を務める佐藤達夫氏の著書「食べモノの道理」(じゃこめてい出版)です。

佐藤氏は、北海道大学水産学部卒業後、女子栄養大学出版部で勤務。月刊「栄養と料理」の編集に携わり、1995年から同誌編集長を務めました。1999年に独立し、食生活ジャーナリストとして、「健康のためにはどのような食生活を送ればいいか」という情報を発信しています。

今回ご紹介する「食べモノの道理」は、私たちが先入観として植えつけられている食に関する情報を、佐藤氏のこれまでの様々な知見を通して検証しています。食の安全に関する本はあまた出版されていますが、これは、食の安全を心配する方には必携の書と言えます。

 

牛乳悪玉論、美味しいものは体に悪い……は本当か?

著書の中で佐藤氏は、巷にはびこる様々な情報を取り上げています。

例えば、数年に一度の割合で展開される「牛乳悪玉論」については、「数年前に出版された著名な外科医が書いた本には、『牛乳はウシの赤ちゃんの食べ物であって、ヒトの食べ物ではない』というようなことが書かれ、多くの若い母親たちがその影響を受けた」という出来事をとりあげ、「そもそも『ヒトの食べ物』という定義をするなら、豚肉やホウレンソウなども、もともと『食品』ではない。ヒトが勝手に『食品』と決めつけているだけで、どれもこれも『他の生物の死体』である。牛乳は栄養学からみて、その栄養価は理想に近いと研究で評価されている。重要なのは栄養の偏りに注意し、正しく摂取することである」と説きます。

また、よく聞く「おいしい食べ物は体に悪い」という考えについては、「おいしいものが体に悪いのではなく、ヒトの舌が体に良いものをおいしく感じるように進化してきただけ」とのこと。「体にとって一番大事な栄養素であるタンパク質を豊富に含む肉類が、植物性タンパク質よりもおいしく感じられ、その次に重要な脂質と糖質をおいしく感じられるのは当然なのである」とし、「要は、食べ物に困らなくなったにもかかわらず、おいしいからと摂取し過ぎることが問題なのであり、肉や砂糖などの食物そのものが体に悪いわけではない」と言います。

著書ではこのほか「赤ワインのほうが白ワインよりも健康にいいわけではない」、「野菜ジュースを飲むことは野菜を食べることとは違う」、「食品添加物と農薬は消費者が考えているほど危険ではない」など、世の中の関心が高い健康情報について、佐藤氏が培った知見をフルに活かしてその是非を明快に解説しています。「食欲の秋」にぜひおすすめの1冊です。