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【平松陽一】組織を動かす経営計画 31

組織を動かす経営計画


31.リスクを自ら解決する

支払いが、即時現金になったのは戦後のことであり、
カード払いになったのはつい最近である。

それ以前は、支払いは年2回(盆・暮れ)払いが多かった。
近藤家のように相場で動くビジネスをしていると、支払い期日に合わせた入金が求められた。
そのために、入金と出金のバランスを調整するための締めが行われていた。
支払い額が入金額とバランスがとれずに資金が間に合わない時、または入金が遅れている場合は、
お得意先に出向いて早く支払ってもらうということを行っていた。
それでも難しいと判断される時は、両替商からの借入となるが、
近藤家では借入は避け、自分達で集金することを優先させていた。

今日の社会では、これと同じことが中国を中心とする海外取引で起こっている。
中国では、仮にファイナンス契約をして購入したとしても、それを全額支払うという習慣は極めて弱い。
そのために、ファイナンス会社が出向いて集金をすることが行われている。
それでも未入金分を全て回収するのは難しい状況にある。
現場の担当者によると、
「全ての回収が出来なくても回収していかなければ次の取引が出来なくなる」と言うのである。
これを日本の本社に理解させることが苦労するということだ。

国内では、カードを使ってもらえば多少の手数料を取られても、入金は必ずある。
ましてや、企業間で入金が一日でも遅れることがあれば、信用を失うことになる。
それは、日本国内での常識であり、海外では必ずしもそうではない。

近藤家が生きてきた激動の時代では、自分の組織の内部にあるものを
常識として捉えて主張するだけでは通じないことがある。
最近、経営状況が悪く低迷している大企業を見ていると、
第2次大戦後の成長をバックにした経営者の意思決定が危機を招いていることを感じる。
リスクを取る経営を志向するべきではないだろうか。

次回:2017年9月20日 掲載

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