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【平松陽一】社長・後継者のためのホンネ経営 Ⅰ-10

Ⅰ.「見据え」


10.辞めたいという本質が動かす

社長が常に心に秘めていなければならないものに、もし社長を辞めたら…があります。
よく社長から聞く言葉に、サラリーマンにはなれないけれど、
サラリーマンは本当にいいなというものがあります。

確かにサラリーマンであっても、リストラで辞めなければならない時があるのは事実です。
辞めるについては2つのものがあります。
一つは辞めることを考えていない、もう一つは辞めることを常に考えているというものです。
この2つの中で、しっかり経営をしていると思われる経営者は圧倒的に後者が多いのです。
私は毎年1月に、関係している社長に「今何かあったら、次の社長は誰にしますか」という
質問をします。
一瞬社長の顔が曇ったり、困った表情になりますが、それに答えようとする姿勢を見ると安心します。

変な話ですが、1年の計は正月にするのですが、その時に、
辞めることを考えることは一風変わっています。
しかし、今年も頑張るぞというのと、社長を辞めるのは違うようで、本質的に同じものなのです。
社長を動かしているものは、いつ潰れるか分からない。
いつ辞めようかというエンドを見据えたものなのです。
ここから「更に一歩」が出てくるという矛盾を解くことができるのです。

次回:2018年12月5日 掲載予定

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