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新着情報

「わたし革命」有森 裕子著

女子マラソンで、二大会連続の五輪メダル獲得。陸上競技会においてそんな素晴らしい功績を持つ有森 裕子氏が、休養宣言をした際に自分自身を見つめ直すために書き記した感動の書籍。それが、「わたし革命」です。

有森氏は岡山市に生まれ、スポーツ教育で有名な就実高等学校に入学しました。しかし才能に恵まれた生徒たちばかりが集まる中、陸上部への入部さえ簡単には許されなかったほど。有森氏が高校時代に残した記録は、「全国都道府県対抗女子駅伝において、第1回から第3回まですべて補欠で登録された」というものだけでした。決して、子どもの頃から一流選手への階段を上がっていた訳ではなかったのです。

高校卒業後は陸上部顧問からの推薦を得て、日本体育大学に進学。しかしここでも、4年間特に突出した成績は残せませんでした。全日本大学女子駅伝で区間賞を獲得したのが、唯一輝かしい記録といえるでしょうか。

しかし有森氏は走ることを諦められず、小出義雄監督のいるリクルート社へ自ら半ば押し掛けのように連絡。その熱意を監督に買われて、なんとかリクルート社へ入社することができたと言います。

天分の才能に恵まれていたわけではない有森氏は、自らの過去を「自分を生かせると思えるものを見つけただけでも幸せだった」と振り返ります。その姿は静かでありながら、私たちの心の琴線を震わすものといえるでしょう。

ある講演で、1人の少女が涙を浮かべながらこう質問したそうです。

「一生懸命はかならず勝つんですか?」

しかし有森氏は、その問いに答えることができませんでした。なぜなら自身が高校3年間において、人一倍の努力にもかかわらず万年補欠で本番のレースに出ることさえできなかったからです。しかし有森氏は、「それこそ24時間、眠っているときでも努力し続けてきたような気がする」と言います。まさに、努力の天才なのかもしれません。

1992年のバルセロナ五輪で女子マラソンに出場し、銀メダルを獲得しますが、これが日本女子陸上競技界では実に64年ぶりの五輪メダル獲得という快挙でした。しかしその後は、足裏の怪我や人間関係に悩み長いスランプに陥りました。3年後、五輪選考レースである北海道マラソンに出場した際には、それまでの苦悩を思い巡らせながら「もう一度スタートラインに立てて嬉しい」と涙を見せています。

そして遂に二大会連続となるアトランタでの銅メダル獲得。その際のインタビューで発した「自分で自分をほめたい」という言葉は、ご存じの方も多いでしょう。この言葉には、まさに乗り越えてきた長い苦難の道があったことを感じます。

 

■「わたし革命」レビュー

本書は五輪メダリストである有森 裕子氏が、自分自身のこれまで歩んできた道を振り返ったものです。決してエリートランナーではなかった有森氏が、ヒトとの出会いの中で成長し、そして五輪メダリストとなるまで。そこにかける思いが、ぎっしりと詰まった一冊です。後書きの中で「思い続ければ夢は叶う。でも、思い続けることが最も難しい」と語っていますが、諦められない夢のある方、あるいは夢を持てずに迷っている方にこそ、是非手にとって頂けたらと思います。